カテゴリ:観たもの( 22 )

八月納涼歌舞伎

ネットでチケットを取ろうと思い、アクセスしながら娘1に
「『橋弁慶』の牛若丸が七之助だけど、見に行く?」と聞くと
「ママ、『橋弁慶』ならお能で見なきゃダメだよ。
だいだいね、なんで能を見ないの?歌舞伎ばっかりじゃ人間が片寄るよ」
すみません。でも歌舞伎で見たいんだよ。
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by redguppy | 2005-07-14 21:30 | 観たもの | Comments(10)

六月大歌舞伎 昼の部

10列目花道のすぐ横、というなかなか良い席が取れ(新聞社友の会で半額で)、
楽しみにしていた六月大歌舞伎に行ってまいりました。

信州川中島合戦 輝虎配膳
(しんしゅうかわなかじまかっせん てるとらはいぜん)

毅然とした武士の母(越路)のお話です。
越路の息子(名軍師 山本勘助)を召抱えたい敵方の輝虎が
越路の娘は自分の家臣に嫁いでいる、という縁を利用して、
母親を懐柔しようと、正装をして自ら給仕までします。
しかし越路はこの給仕を受けたら息子の仕事に支障が出ると、
鼻でせせら笑ってお膳をひっくり返す!
う~ん、すごい。戦国時代の母。
プライドを傷つけられ、カッとなった輝虎に切りつけられそうになっても平然としてます。
結局勘助の嫁のとりなしで事なきを得るのですが、さすが歌舞伎三婆の一人。
吃音の嫁の琴でのとりなしも見所らしいのですが、私は越路にくぎ付けでした。

素襖落
(すおうおとし)

鬼平犯科帳でおなじみの中村吉右衛門さんが太郎冠者を演じます。
お使いに行った先でお酒をご馳走になりいい気持ちで舞と歌を披露して
ご褒美にもらった素襖を、主人に取り上げられないように隠しながら舞う様、
結局落として見つけた主人に隠されてしまい、隠す主人と探す太郎冠者。
もうおかしくて、ゲラゲラ笑いながら見ていました。

恋飛脚大和往来
(こいびきゃくやまとのおうらい)
封印切(ふういんぎり) 新口村(にのくちむら)

1月に浅草で封印切を観たのですが、この時は成駒屋の型
今回は松嶋屋の型なので違いを楽しみにしていました。
筋は相思相愛の遊女を身請けする金の都合がつかず困っていたところを
友達(やなヤツ)に彼女を横取りされそうになった上に、金のないのをバカにされ
かっとなって飛脚業として預かった客の金の封印を切って使ってしまい(封印切)、
身請けした遊女と一緒につかまるまでの愛の逃避行の途中
実家に立ち寄り父親に会う(新口村)という話
(いいのかこんなにテキトーに書いて)

成駒屋は
「お金を持っている所を見せようと火鉢にぶつけているうちに封印が切れてしまう」
松嶋屋は
「挑発されて自分で封印を切ってしまう」が一番の違いで、今回見たのは松嶋屋の型。
今回忠兵衛を演じた市川染五郎にはこちらの型の方が合っているような…
なんか引っ込みがつかなくなってしまって、分かっていながら封印に手をかける、
という若気の至り炸裂、があってるように思えたのかな。
片岡仁左衛門がイヤな友達八右衛門役なのですが、30歳近く
年が離れてるのに舞台ではちゃんと「友達」に見えちゃうんですよね。
でも、つぎの「新口村」では忠兵衛の父親役で花道を出てきたときには
どう見てもよぼよぼのお年より。
席が花道のすぐ側だったので、かじかんだ手を「ハーッ」と息で温めるしぐさ
歩いているうちに下駄に雪が張り付いてしまい、歩き辛そうな様子、
もう本当に雪が降っているのが見えるようでした。やっぱり上手いわ~と感嘆。

五月の勘三郎襲名披露より、全体的にのんびりした感じで
来ているお客さんも年配の方や着物姿の「見慣れてますの、ホホホ」
という感じの方が多かったです。


mkumanoさんも楽しまれたようです。
来月はシェイクスピア原作、蜷川幸雄演出の「十二夜」で
行きたいのですが、ちょっと無理かも
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by redguppy | 2005-06-18 08:55 | 観たもの | Comments(4)